ダイバーの聖地パラオでダイビング
パラオは300ほどの島々からなり、その島々を囲むバリアリーフの外側と内側では異なった生態系が広がっています。
海の魚群の多さは、世界でも類を見ない一級のダイビングサイトです。
バリアリーフの外側は「ドロップオフ」と呼ばれ、垂直に近い壁が浅瀬から一気に深海に落ち込むダイナミックな景観になっています。
このドロップオフの壁沿いに、深海から絶え間なく湧きあがる栄養分豊かな海水によりプランクトンが繁殖し、それを食べるメアジ、ウメイロモドキ、クマササハナムロ、タカサゴ類等の小魚の大群、さらに中型魚のイスズミ、マダラタルミ、ギンガメアジ、ブラックフィンバラクーダの大群、更に大型の魚である、サメ類、ロウニンアジ、カッポレ、サワラ、時にはバショウカジキやマッコウクジラ、まれにジンベイザメまでもが現れてしまいます。
また、ダイバーに人気の巨大なマンタ、大型のナポレオンフィッシュも見るこができます。
対照的に、太陽の光を存分に浴びた珊瑚のお花畑では、カラフルなウミウシ類、甲殻類、ダイバー垂涎もののマクロ系の小魚たちを見ることができます。
このようにパラオはダイナミックな場所の大物から穏やかな場所の小物系まで、バラエティに富んだダイビングが楽しめるため、初心者からベテランまであらゆるレベルのダイバーを満足させてくれます。まさしくダイバーの聖地なのです。
パラオ ダイビングポイントの種類
■ドロップオフ系
パラオの周囲を大きく取り囲んだリーフ外縁の浅瀬から一気に深海に落ち込む垂直な壁は、ドロップオフと呼ばれ、特にバリアリーフの西側部分にパラオを代表する回遊魚群や大物魚狙いのポイントが多数点在しています。
その景観は豪快であり、パラオのダイビングを世界に知らしめたパラオらしいダイビングポイントです。
■コーラルガーデン系
ふりそそぐ太陽の光で成長したサンゴが群生しているポイントは、コーラルガーデンと呼ばれています。
流れもあまりなく無く穏やかなポイントでカラフルな小魚の群れや、めずらしい甲殻類、ウミウシ類が生息している初心者向きのダイビングポイントです。
■ケーブ系
パラオの島々は、隆起珊瑚礁の石灰岩でできています。
バリアリーフの外洋に面した場所や内海の島々には、無数の鍾乳洞や海底洞窟が存在しています。
その洞窟はケーブと呼ばれ、アドベンチャー気分に浸れる有名ポイントとなっています。
外海の神秘的な「ブルーホール」内海の海中鍾乳石の「シャンデリアケーブ」等人気の場所があります。
■チャネル系
バリアリーフのところどころにある、リーフの切れ目の水路のことをチャネルと呼びます。潮の干満によって時には強い流れが発生する事もありますので注意が必要です。
チャネルの出入口付近は、多くのプランクトンが集まり、それを捕食する大型のマンタを観察できるダイビングポイントもあります。
■内湾系
ロックアイランドのマリンレイクと呼ばれているエリアや、ダイブショップ前のハウスリーフと呼ばれているエリアに代表されるポイントです。 マクロ生物や時に超レアな小魚や甲殻類を発見できるドロップオフ系とは対照的なダイビングサイトです。
水深も浅く穏やかな場所なのでボートダイビングの前後の朝夕またはナイトダイビングなどで楽しめます。特にビーチエントリーで楽しめるスプラッシュ前ビーチは、おすすめです。
パラオでのナイトロックス ダイビング
通常のダイビングで使用しているタンクは、圧縮された空気が入っています。
空気の酸素比率より多く酸素が配合されている圧縮された呼吸ガスが入っているタンクを使用してダイビングする事をナイトロックスダイビング(エンリッチド ダイビング)といいます。
通常の空気は酸素分圧21%窒素78%ですが、ブルーマーリン、スプラッシュ、デイドリーム、龍馬I、アクアマジックではナイトロックス対応コンプレッサーで充填した酸素分圧32%、窒素67%のナイトロックス(EAN32)を使用しています。
ナイトロックスを使用した場合は通常の空気を使用した場合より減圧症の予防効果に大変効果があるという事が分かっています。
反面酸素分圧が高い事により使用を誤ると危険な事もあり、必ずナイトロックス ダイビング講習(PADIエンリッチド・エア・ダイバー・コース)を受講しなければなりません。ブルーマーリンとデイドリームではこのコースを常時開催しています。
出発前に日本のダイビングショップで受講する事も可能です。
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